爪白癬(つめはくせん)と巻爪(まきづめ)

 

足の指を見て下さい。

白くなっている爪、厚くふくらんだ爪、ぼろぼろくずれる爪はありませんか?

それは爪白癬(つめはくせん)という病気です。

実に40歳以上の4人に1人がかかっている病気で、足に長年ひそんでいた真菌(カビ)が、爪に入り込んだ結果です。

薬をぬっても治りにくい上、くずれた爪をつうじて家族にも感染することがあります。

内服薬(飲み薬)による体内からの治療が可能です。

きれいな爪を取り戻すことで、気持ちや生活が豊かになります。

爪が"巻爪"になっていらっしゃる場合も、原因が爪白癬であることも少なくありません。

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感染を防ぐ意味から、家族の方にも受診を勧めましょう。

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爪が生え変わるには足の爪で1年、手の爪で半年かかるため、根気強く治療を続けて下さい。2週間に1回は通院しましょう。

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服用前や服用中には血液検査を行って、副作用を未然に防ぐようにします。主な副作用は胃腸症状ですが、何か気になることがあれば、当院にお気軽にご相談下さい。

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他のお薬との飲みあわせによる思わしくない作用がでる場合も想定されますので、他の病院などで現在処方されているお薬がある場合は必ずお知らせ下さい。

 

 

 巻爪(まきづめ)

原因

深爪、両側を深く切り込む誤った爪の切り方、加齢による変化、幅の狭い靴による圧迫、急激な肥満による体重増加、他によって起こります。

症状

爪の内側が皮膚に食い込み、痛みを覚えたり、炎症や化膿といった症状がみられたりします。

親指に見られることが多いです。

予防

爪を切る場合は、1度に切らず、少しずつ丁寧に爪の形を整えながら切りましょう。

爪の上部の左右はヤスリで丸くするといいです。

参考

爪は指の先端と同じぐらいにそろえ、深爪にならない様に注意しましょう。

 

お気軽にご相談下さい!!